コース長より
機械工学コースの特徴
- 機械工学コースでは、メカニズム、機械製図や加工法はもちろんのこと、材料力学、熱力学、流体力学、機械力学の四つの力学に制御工学を加えた基礎学問分野の教育を行います。また、3年生からは、航空宇宙システム、医療システム、環境適合システムのこれからの時代に必要な学問領域の教育も行います。さらに、機械工学実習や実験、創造工房実習などの実践的な科目を通じて、協調性、自主性、問題発見・解決力を合わせ持ち、卒業課題研究などにおいて文章表現力やプレゼンテーション力を養い、幅広い産業へ貢献できる技術者を育成します。
- 大学院では、学部で学ぶ基礎(講義内容、実験手法、論文執筆、プレゼンテーション力など)を生かし、航空宇宙システム、医療システム、環境適合システムなどの最先端の研究に携わることで、知識と経験を積み上げることができます。本コースでは、大学4年で卒業するのではなく、大学院博士前期課程(修士課程)2年間への進学を推奨しており、6年一貫教育を通じて、新しいメカニクスを研究開発できる人材を育成します。
- 科学技術は進歩し続けていますが、基礎があってこその進歩であり、機械製造、自動車、重工業、材料・化学、電気電子機器、通信・情報、資源、プラント建設など、ありとあらゆる分野で機械技術者は必要とされています。
講座体制
本コースは、人間・自然・機械の共存に貢献する3つの領域の教育研究体制をとっています。
- 次世代移動体の効率化、軽量化などに関する教育研究
- 超高齢社会を支えるヘルスケアと医療・介護機器などに関する教育研究
- 再生可能エネルギなどに関する教育研究
機械工学コースの沿革
- 明治43 年(1910 年)3 月 秋田鉱山専門学校が創設される
- 昭和 4 年(1929 年) 同校に鉱山機械学科を設置
- 昭和24 年(1949 年) 秋田大学鉱山学部となり、鉱山機械学科を設置
- 昭和34 年(1959 年) 秋田大学鉱山学部鉱山電気学科を設置
- 昭和39 年(1964 年) 秋田大学鉱山学部機械工学科を設置
- 昭和52 年(1977 年) 秋田大学鉱山学部に生産機械工学科を新設
- 平成 3 年(1991 年) 機械工学科と生産機械工学科が統合されて機械工学科となる
- 平成14 年(2002 年) 工学資源学部となり、機械工学科を設置
- 平成26 年(2014 年) 理工学部となり、システムデザイン工学科機械工学コースを設置
- 令和 2 年(2020 年) 機械工学コースと創造生産工学コースが統合されて、新たな機械工学コースとなる